痔は暑い季節になりやすい
夏は痔の季節ともいわれるほど、痔になりやすい季節です。冷え症の人も痔になりやすいからです。女性は冷房やミニスカートなどの薄着により身体が冷やされると、肛門周辺の血の巡りも悪くなり、痔を招きやすくなるのです。暑いからといって冷たいものを摂りすぎると身体を冷やしてしまうので気をつけるようにしましょう。
また冷たいものを取りすぎると、下痢になりやすくなります。下痢をしていると、トイレが長くなりがちです。このような下痢(便が出たい感じがあるのに、なかなか出ない)のときには、肛門に負担がかかって痔になることがあります。
同じ姿勢で座り続けることも痔になりやすくなります。血液の循環が悪くなり、腹圧が肛門にかかってしまうからです。オフィスなど冷房の効いた部屋で一日中座って仕事をしている女性は特に気をつけなくてはなりません。座布団を使用したり、たまに立ってみたりするなど、肛門への負担を減らす努カとともに、身体を冷やさないようにしましょう。ひざかけやタオルなどで腰の周りを包み込むようにするといいでしょう。
ストレスや疲労も痔の原因になります。心身が弱っていると免疫力も低下してしまうからです。夏はシャワーだけで済ませがちだが、浴槽につかって一日の疲れをとるようにしましょう。冷え症も改善され、代謝もよくなるのでダイエットにも効果的です。
もし、おかしいと思った時点で病院へ行くようにしよう。最近では女性に配慮して、ベッドをカーテンで区切り、患部のみをみるような診察スタイルも多い。また女性の医師も増えているので、インターネットで検索してみましょう。
おしリを清潔に保つためにはウォッシュレットも効果的です。痔で悩んでいる人はトイレを見直し、肛門の衛生に心がけるだけで、よくなることもあります。