痔の人の注意事項

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スポーツ
趣味
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酒・食事

お酒の席痔を患っている人にとって、お酒はあまりおすすめできません。酒を飲んだ翌日、痔を悪くする人がたくさんいます。アルコールは血行をよくするので、ウッ血が原因の痔核(イボ痔)にはよいように思えるかもしれませんが、事実は全くの逆です。

お酒を飲みすぎると下痢をしますし、酒席で長時間座りっぱなしで、大声でしゃべったり歌ったりしていれば、お尻に力が加わって痔を悪くするのは当然です。ビールならー本(お銚子1本、ウイスキーダブルー杯)程度にとどめ、もっと飲むのは痔を治してからにしてください。

食事においては、香辛料などの刺激物は痔によくない、ということがよく言われます。しかし、刺激物を全くとってはいけないということではありません。刺激物は、適量をとるぶんには、料理をおいしくしますし、食欲も増進させるので、禁じることはないと思います。

とりすぎると、刺激物が便に出て、肛門を刺激して、痔を悪化させることはあるかもしれませんが、ほどほどであれば、そう神経質にならなくともよいでしょう。

スポーツ

ゴルフゴルフ中に脱肛を起こしたり、出血して痔を悪化させたりするということはよくあります。長い時間立ち続けて肛門にウッ血が高まっているところへ、スイングの瞬間、お尻を突き出した姿勢で急にお腹に力を入れるため、痔核が飛び出したり、痔核を破って出血したり、血栓が出来たりするのです。ゴルフはできれば、痔を治してからにしてほしいものです。

また、野球やテニス、ボーリングなどは、ゴルフと同様、瞬間的にお腹に力が加わるスポーツです。ゴルフほど立ち続ける時間が長くないので症状を悪化させることはありませんが、痔核(イボ痔のある人は、できれば治してからプレーしましょう。

また、スキーやスケートはお尻を冷やし、痔を悪化させることが少なくありません。このほか、柔遣、乗馬など、持続的にお腹なかに力の入るスポーツも、肛門にウッ血が起こりやすく、痔にはよくありません。

逆に水泳、ジョギング、ダンスなどの全身運動は、血液循環をよくするので、ウッ血をとり、痔によい効果をもたらします。ただし、力が入ったときに、脱肛を起こすような心配がある人は、きちんと治してからにしましょう。

趣味

旅行海外旅行など、長い時間、乗り物に座り続けたり、重い荷物を持ったりすると、痔を悪化させることがあります。1泊程度の旅行であれば問題はないと思いますが、長い旅行、特に海外旅行に出かけるときは、痔の治療をすませてからにしましょう。

パチンコや麻雀も痔にとってよくありません。座り続けで、ウッ血を起こします。特に麻雀は、徹夜をするなど時間が長くなり最悪です。実際、麻雀で痔を悪くした人はたくさんいます。麻雀をするなら、できるだけ短時間で切り上げるようにしましょう。

また釣りも痔によくないレジャーの代表のように言われています。確かに、釣り好きの人に痔の患者さんが多いのは事実です。冷えたところで、長時間、立ち続けたり、座り続けたりするだけでなく、トイレも我慢するので、便秘がちになるなど、悪条件がそろっています。

釣り好きの人は、痔によくないことをしているということを認識したうえで、普段から便秘に気をつけるなど、お尻を大事にしておきましょう。そして、釣りに出かけるときには、冷えない服装をし、座布団や円座、カイロなどを用意して、お尻を冷やさない工夫をしてください。

また日本に古くから伝わる、琴、三味線、茶道、華道、長唄、謡曲などの芸事、稽古事は、行儀よく座り続け、その間、トイレヘ行くこともできませんから、ウッ血は起こるし、便秘にもなってしまいます。また、大きな声を出せば、なおのことウッ血が高まります。
芸事、稽古事は、痔をきちんと治してから始めましょう。また、家に帰ったら体操をして体を動かしたりして、ウッ血を改善するようにして下さい。

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