痔ろう(あな痔)の治療法

痔ろう(あな痔)の治療法

手術早期発見、早期治療は、どんな病気でも大切ですが、痔ろう(あな痔)の場合は特に重要です。肛門の周りに膿のたまり(肛門周囲膿瘍)が出来た段階できちんとした治療を受けておくようにしましょう。

特に痔ろう(あな痔)は、細菌感染によって起こる病気で、痔ろうに効果のある薬はありませんから、手遅れになるようなことのないよう気をつけてください。

痔ろう(あな痔)を治すには、手術が必要です。肛門周囲膿瘍を切開するときに、出来れば一緒に根治手術を行います。ただし、この手術ができるのは、浅い位置に出来たものだけで、深い膿瘍や複雑な膿瘍などの場合は出来ません。

その場合は、とりあえず切開をして排膿だけをすませ、後日、日を改めて、根治手術を行います。こうして、切開を受けたり、あるいは自然に穴が開いて膿が出てしまうと、痛みがとれ、熱も下がってくるなど症状がほとんどでなくなってしまいます。穴も小さくなって、膿の出方も減ってきます。

しかし、症状が軽くなるのは一時的なことであって、再び痛みや発熱が起こったり、膿がジクジクと出たりします。その間、痔ろうもさらに進行しますから、医師の指示に従い、きちんと根治手術を受けておくようにしましよう。

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