下痢の改善

下痢の改善

朝食便秘に効果のある食物繊維は、下痢症の方にもよい結果をもたらします。下痢症の人はとかく消化のよいものだけを食べ、繊維を敬遠しがちですが、これはまったくの誤りです。食物繊維は大腸の中で水分を吸収し、便をゆっくり移動させますから、その間に大腸が水分を吸収して便が固まってきます。

ただし、下痢症の人は果物や生野菜をたくさん食べると、おなかを冷やして下痢をしますから、果物はほどほどに抑え、野菜は熱を通して調理したものをたくさんとるようにしてください。

またビフィズス菌を増やす工夫をすることも大切です。ビフィズス菌は善玉の腸内細薗で、下痢を起こす悪玉薗を追い払ってくれます。ヨーグルトなどの乳酸菌飲料や、低力ロリーの甘味料や食物繊維にも、ビフィズス菌をふやす働きがあります。

また慢性下痢症は、精神的なストレスが関与していることが、しばしばあります。運動や趣味で、できる限りストレス解消をはかるようにしましょう。ストレスが重なって下痢をしたとしても、下痢をすること自体がストレス解消の一つの手段になっていることを知るべきです。

嫌なことがあったり、疲れがたまってくると、急に下痢が始まります。2?3回トイレに通ってお腹の中のものが全部出てしまえば、あとはスッキリするはずです。たまっていたストレスを下痢といっしょに吐き出しているのだと考えればよいでしょう。つまり下痢をしても気にしないようにすることです。

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